December 2019 : インド India

2019/12/18

楽しみにしていたインド旅行の出発です。インドには初めて足を延ばします。
成田空港から出発します。本当に久しぶりの第二ターミナルで随分思っていたのと違いました。工事中の場所も多かったので、オリンピックに向けての改装中なのかもしれませんね。今回の航空会社はAir India。初めて乗ります。
いよいよ出発という時にトラブルが。一旦ドックを離れたのですが、機器のトラブルで引き返すことに。結局5時間閉じ込められたまま、最終的には航行不能ということで出発キャンセルとなりました。地上で機内食食べたのなんて初めてでした。航空会社が成田でホテルをとってくれ、1日目は成田で一泊となりました。これを機に半分以上のツアー客がキャンセルとなりました。

2019/12/19

飛行機を整備し、9時に出発予定だったのですが、結局10時に出発しました。
Air Indiaですが、ちょっと不満です。エンタメシステムが壊れており、利用できませんでした。周りを見渡すと同じような席がちらほら。ちゃんとこれも整備しろと言いたい。また、食事が選べなかった。チキンのカレーか魚の和食が用意されていたようなのですが、日本人には強制的に和食が配られました。前日同じの食べているので別のもの試してみたかったんだけどな。
10時間のフライトの後にデリーに到着しました。到着して最初に驚いたのが、飛行機からの景色がかなりガスってることです。雨かとも思ったのですが、どうもスモッグ的な感じが・・・(後々確認すると霧のせいもあるらしいです)。
その後、無事に現地ガイドさんと合流し、ホテルに向かいます。ホテルで現地のインドカレー食べましたが辛い。日本のインドカレー屋は日本人向けに辛さを抑えてます。ただ、クセになる美味さがあります。

2019/12/20

朝8時に出発。今日はデリー市内で寺院を廻ります。今日は元々ツアーには無い観光地を廻ります。途中の道路の風景は想像していたインドの景色そのものです。大量のバイクに、あってないような車線、ゴミだらけの川、クラクションの嵐。流石に野良牛がいるのには驚きました。
最初は赤い城Red Fort。タージ・マハルを作った王様と同じ王様が作ったお城とのこと。今回は周辺からのみちょっと写真撮影。明日アグラに行く予定ですがアグラ城と作りはほぼ同じでアグラ城の方が規模が大きいとのこと。
次はガンジーの火葬場。今は公園になっています。ジョギングしてる人もいました。昔は土地が余っていて有名人が死んだ際はその人用の火葬場が用意されたようです。
次はインド門。こちらの門は第一次大戦の戦死者を祀るために造られたようです。近くまでは行けませんでしたが、石の一つ一つに戦没者の名前が刻まれているそうです。
次はアクシャルダム寺院。ここは巨大なヒンズー教の寺院です。穴場でオススメです。最近の寺院なので世界遺産ではありませんが、インドの宗教観や世界観を知るにはぴったりの場所です。
それから昼食です。また、いつものようにカレーもありますが、カレー以外だと、パスタがメジャーな印象を受けました。
昼食後はニューデリーの中心地(観光庁街)に向かい、ガンジー博物館へ。しっかりと区画整理されている地区で、朝の野良牛がいる世界とは全く違います。ガンジー博物館はガンジーが射殺された場所にあります。そこにはガンジーの足跡も丁寧に人形のジオラマと共に説明されていました。
次は、シーク教の寺院、グラッドワーラ・バングラ・サヒブへ。なかなかシーク教の寺院入る経験ってできないですよね。靴と口下を脱ぎ、ターバンを巻いて入らなければなりません。貴重な経験でした。また、とても美しい寺院でした。
本日最後の観光はラクシュミー・ナーラーヤン寺院です。こちらもヒンズー教の寺院です。それほど歴史のある寺院ではなかったですが美しい寺院でした。
色々本来のツアー以外の様々な経験ができました。むしろ教の経験の方がインドの普段の生活に近い部分を観光させてもらったと感じました。

2019/12/21

今日はアグラに向かう。タージ・マハルがメインです。とても楽しみです。
7時過ぎに出発。バスで4時間かかる予定。途中高速に乗ってから霧が尋常じゃない。10m先も見えないほどだ。まだインドに来てからまともに太陽を見てない。これは季節的なもので、毎年とのこと。ただし、今年は例年より早いらしい。
高速の途中からインターネットが利用できなくなった。ランチの場所にあった新聞によると地域全体でインターネットを止めているらしい。あとでガイドさんに確認すると偉い政治家の発言があり、その情報統制のためらしいです。日本じゃ考えられないですね。
ランチは中華とのことですが、完全にインド料理でした。日本の中華も日本人向けに進化していますが、インドの中華も同様なようです。
ランチのあとは、一番の目玉のタージ・マハルです。タージ・マハルへは一旦バスを降り、トゥクトゥク(もしくは歩き)に乗り換えないといけません。トゥクトゥクを降りた場所からさらに数百メートル歩くとタージ・マハルの入り口です。かなりセキュリティは厳しくカメラと財布以外はほぼ駄目ということです。赤のゲートを過ぎるといよいよタージ・マハルです。不思議と太陽が出てきて気温も一気に上がります。目の前に入って来た時は感動ですね。こんな建物をよく作ったなと思います。総大理石で、彫刻の一つ一つも削った上で宝石や違う色の石を埋め込んでいます。川沿いに建てられており、本来はその川向こうに黒のタージ・マハル建設計画もあったようです。王様は息子に幽閉され実現できませんでした。財政破綻しかねないこの計画を防いだのは良いことなのか、インドの人でも意見は分かれるようです。ガイドさんの話を聞く限り、タージ・マハルを建てた王様はかなり慕われているようです。
その次に王宮であるアグラ宮に。シャトルバスで10分ほどです。
アグラ城はタージ・マハルを建てた王様が住んでいた王宮で歴史的価値はこちらの方が高そうです。ハーレムなどもあり、贅の限りをつくした感じです。今でも政府の機能がこのアグラ宮の中にあり、見学できるところは限られていました。
その後、大理石やカシミヤなどのお店に寄りホテルに到着。
オプションでタージ・マハルを建てた王様とその妃の劇を見ました。劇を見る限りはダメ王様感を醸し出していますが、悪い印象は持たないような脚本になっていました。

2019/12/22

朝早く出発し、デリーに戻ります。ついにお腹を壊しました。
来る時は霧で解らなかったのだが、高速沿いに結構たくさん高層マンションがある建っている。ただ、結構な確率でゴーストタウン化している。建てる前にお金を集めたのだが、インフレでお金が足りなくなったらしい。

デリーに戻って最初はフマユーン廟へ。二代目皇帝のお墓だが、タージ・マハルのモデルになったとのことです。歴史的価値はこちらの方が高いらしい。
その後、デリーの紅茶屋で買い物をして昼食。インドカレーですが、さすがに食べられませんでした。
最後の観光地はクトゥブ・ミナールへ。13-14世期頃に作られた塔。同じ敷地には4世期に建てられた鉄柱もあり、歴史と技術力の高さが伺える。

空港に戻り、夜行で無事成田に戻りました。

インド総括

天候について:気候は思ったより寒かった。日本は暖冬だが、それよりも寒かった。特に冬に来る人は要注意である。私は油断しており、厚手の服を日本に置いてきてしまい後悔した。そしてバスなどの公共交通機関にエアコンなど無い。一瞬体を温めるような場所は無いのも要注意だ。

お腹を壊す件について:インドに来るとお腹を壊すというのはよく聞く話だが、若干想像と違う壊し方だった。インドのカレーは想像以上に殺菌作用が強い。抗生物質を摂取しているようだ。僕の場合は腸内フローラが完全に崩壊した様子だった。インドから戻った後、腸内が元に戻るのに二週間くらいかかった(実は昨年入院時に同様の症状に見舞われており、こういうことだと納得した)。日本に戻ってインド人の同僚と話をした際に、水の悪い場所は殺菌作用の強い食事を食べるとのこと。そして食後には必ずヨーグルトを食すとのことでした。

インフラついて:ニューデリーは大都会であるが、まだまだ開発の余地は大きくあり、土地ももっと有効活用できる。高いビルは少ないし、都心なのに放棄地みたいなものも目立つ。インフラはまずは上下水道の普及が重要だろう。立ちションを未だによく見かけるし、トイレも普及率がまだまだらしい。これは建物の新陳代謝や人々の意識改革とともに解決されるだろう。交通インフラについては、鉄道は思ったより網が整備されている。でもまだまだバイクなどの利用の方が多い。

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