September 2019 : 長崎 Nagasaki

2019/9/15

一度は行ってみたかった街、長崎。原爆だけでなく、軍艦島などの経済的遺産や出島など他の地域にはない歴史がある。シルバーウィークは会社を休み、長崎に行くことした。

羽田空港は4年ぶりだろうか。チケットの取り扱いも随分簡単になった。アプリで全部完結した。出発は11時。そのため朝はゆっくりできた。空港に行き食事をとり、ゲートに向かうと思いの外時間がなかった。定刻通りに飛行機は出発。うとうとしながらあっという間に長崎に到着した。
長崎空港は長崎の中心部から1時間ほどの場所にある。湾の上にある空港で、日本初の海上空港ということでした。ひとまずバスを探しているとちょうど長崎中心部に向かうバスが出発するところだったので、飛び乗ります。
長崎は初めてです。ちょっとバス停の名前で戸惑いました。「新地ターミナル」というのが最初の停留所だったのですが、どこで降りて良いのかまったく分かりませんでした。結局、新地ターミナルで正解でした。ホテルの一番近いバス停でした。
中華街が目の前だったので、そこで長崎名物の「ちゃんぽん」をいただきホテルへ。さすがに疲れたので、昼寝をちょっとした後に、散歩に出かけることに。

「オランダ坂」から「東山手甲十三番館」を経由し「東山手洋風住宅群」を観ながら、「グラバー園」に。途中、グラバースカイロードというエレベータを登るのだが、街中にこのようなエレベータがあるのは珍しいですね。グラバー園は広大な土地に、当時の有力な経済人の邸宅が数件並んでいます。昔の洋風邸宅が現在でも残っているのは素敵です。また、ここからの景色というのも絶景です。残念ながら、一番目玉のグラバー邸は修理中で、見ることはできませんでした。
その足で「大浦天主堂」へ。この建物も美しいですね。洋風の煉瓦造りを模していますが、実際は木造らしいです。中も木が美しい教会でした。天主堂本体の横には博物館になっています。隠れキリシタンの歴史や、聖人として列せられた26名の殉教者について学ぶことができます。

その後、バスで伊王島に。ツアーのオプションでいくつかのチケットを安く購入できたのですが、伊王島のナイトウォーク「Island Lumina」のチケットを入手していたので、利用することにしました。
伊王島に到着した時は既に真っ暗だったのですが、伊王島自身がリゾートとして開発されており、時間さえあれば数日ゆっくりするにはぴったりの場所だなと思いました。
「Island Lumina」は夜にライトアップされた山道をストーリー仕立てで歩くアトラクションなのですが、想定以上に面白かったです。色々改善点はありそうですが、所々「おぉ」と歓声を上げてしまいました。約40分の散歩を楽しみました。現地でチケットを購入するのはちょっと高いと感じましたが、かなり割引で購入できたので、値段には十分見合う楽しい時間を過ごしました。
その足で長崎市に戻り、スーパーで夕食を購入してホテルでゆっくりすることに。さすがに疲れました。

2019/9/16

今日は長崎の観光です。そしてその一番目は、今回の旅の一番の目玉である「軍艦島」観光です。
10時頃出発の船に乗り、いよいよ出航。船は満席です。船の上では軍艦島の歴史をまとめたビデオが流れています。途中の島々についてもガイドさんが丁寧に説明していただき、途中も飽きずに過ごすことができました。
軍艦島の周辺に着くと既に他のツアーの船が上陸しており、結構混雑しているようでした。我々の船の番が来ていよいよ上陸です。
島の上では、定められた場所しか歩くことはできません。ガイドさんリードの元、最初の説明ポイントへ。このポイントは作業員が地下に降りていく場所のそばです。そこにあった風呂の状況やエレベータやトロッコについての説明をしていただきます。その後はもう一つの説明ポイントへ。足を踏み入れることができるのはこの二つのポイントだけです。この目の前には世界で一番古い鉄筋コンクリートのマンションがあります。どれだけ最先端のテクノロジーを駆使して人々の生活を支えていたのかが分かります。40分ほどの上陸を楽しんだ後に出航した港に戻ります。
いやー、良かったです。なかなか経験できないことですし、日本の歴史上重要な1ページだと思います。

次は「軍艦島デジタルミュージアム」に。ここではいろんなデジタル機器を利用し、軍艦島のことを学ぶことができます。巨大スクリーンやVRなど含め、いろんな映像で軍艦島を知ることができます。こちらのチケットもツアーのオプションで安く購入することができました。

この時点で    もう2時過ぎです。遅めのランチを中華街でいただきました。今日は水餃子とラーメンです。
その足で「出島」へ。出島も長崎の他に類のない特徴を代表する一つの歴史ですね。日本中が鎖国しているときに、長崎だけが海外との窓口を開けていた訳ですので。最初の感想としては、「思ったよりも小さかった」ということです。この幅300mくらいの小さな島が、日本の窓口になっていたのですから。様々な建物が復元されており、当時の様子を想像することができるようになっています。出島を出て橋を渡ります。

次は「原爆資料館」に行こうと思っているのですが、どのように行こうかと思っていたら、目の前に原爆資料館行きのバスが目の前に。思わず飛び乗りました。出島から原爆資料館はちょっと離れていて、バスで20分ほどかかりました。広島の原爆資料館も行ったことあるのですが、広島は原爆の酷さを主張しているのに対し長崎のはもっと被害者のストーリーを重視していた気がします。いまだに多くの核爆弾の実験が行われていることに驚きました(ほとんど地下実験です)。

そしてそのすぐそばにある「平和公園」へ。ここって元々刑務所だったんですね。当時の塀も一部残ったりしていました。そこからちょっと歩き「浦上天主堂」へ。ここは中に入れるわけではないのですが、当時を偲ばせる鐘が残っています。
そのあとは路面電車に乗り、ホテルに戻ります。多分人生初の路面電車だったと思います。ホテルでちょっと休んだあと、長崎の夜景を楽しみに「稲佐山展望台」に。

ホテルの側からロープウェイ行きのバスが出ているので予約します。ロープウェイ乗り場はなぜか神社の中にあります。すでに真っ暗なので、神社の状況はわかりません。さぁ、ロープウェイに乗ります。カッコイイ車体でした。有名デザイナーによるものらしいです。ロープウェイの終点から3分ほど歩くと展望台です。展望台から世界三大夜景を楽しんだあと、展望台にあるレストランでカステラとコーヒーでお茶します。時間もあまりないので、カフェで済ませます。帰りは「長崎駅」で下車します。地ビールのビアガーデンが駅前で行われていて、ちょっと一杯飲んで帰りました。

2019/9/17

今日は佐世保に向かいます。目的地は「九十九島」です。
佐世保行きのバスは長崎駅向かいのターミナルから出ている。ホテルから長崎駅まではちょっと距離があります。朝なので、30分くらいの散歩で長崎の町並みを楽しみながら駅に向かいます。
佐世保まではバスで1時間半ほど。そこから九十九島パールリゾート行きのバスに乗り換えます。10時くらいに長崎を出たのですが、九十九島パールリゾートに到着したのは13時。結構時間かかりました。

そのまま九十九島の遊覧船に乗ります。たくさんの小さい島があることからこの名前がついたようです。景色もここでしか見れない美しい風景でした。規模的には小さい島群ですが、また行きたい場所です。そのあとは本リゾートにある「九十九島水族館 海きらら」に。水族館なんて久しぶりです。特別珍しいものはなかったと思いますが、アットホームな水族館で、手作りの説明等かがほっこりしました。

佐世保駅に戻り、日本一長いアーケードの「さるくシティ4〇3アーケード」へ。佐世保について初めて感じたことなのですが、アニメキャラの看板やポスターがものすごく多い。そのようなTシャツを着ている人も多い。後で調べたら「艦これ」というゲームのものみたいです。アーケードは全部は回らなかったですが、雰囲気だけ堪能して長崎に戻ることにしました。

長崎に戻ったのはもう夕方です。今日が長崎の最後の夜なので駅から歩いて10分くらいのところにある「出島ワーフ」という港横のレストランが集まっているエリアで、夕日を眺めならがテラス席でちょっと豪華なディナーをいただきます。

2019/9/18

今日東京に戻ります。
飛行機は13時なので、余裕があります。割と遅めにチェックアウトしたあとは、まだ見ていない「眼鏡橋」に足を運びます。ただの橋なのですが、周辺の橋も含め結構風情があり良かったです。
その後、バスで空港に向かいます。最後に空港で五島うどんと地のもののお寿司を頂き、長崎を旅立ちました。

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