October 2023 : 青森 Aomori

2023年10月、青森旅行に行ってきました。
以前、東北のツアーで十和田湖と白神山地には行ったことがあったのですが、青森市周辺は今回初めてです。旅の拠点は浅虫温泉としました。青森駅から25分くらいということで、夜は温泉を堪能しつつ、交通の便も悪く無いということで。
10月に青森を訪れた一番の要因は紅葉を楽しむことができるのではという期待からです。さて、どんな旅になるのでしょうか?

2023/10/16

青森旅行に行ってきます。
今回は夜行バスを選択しました。初日から丸一日観光できるので。バスは三列で前後に人はいなく快適でした。ただ深くは眠れないですよね。あと、カーテンがしっかりボタンで固定されているので簡単には開けられないのが残念でした。

2023/10/17

朝8時に青森駅に到着します。
朝飯にのっけ丼を考えていたのですが、今日は定休日でした。なので駅ビルにある青森食堂の「貝焼き定食」をいただきました。帆立貝の上で、味噌とホタテを卵で閉じたものです。青森は帆立の名産でもあるのですよね。

その後、青森駅周辺を観光します。ねぶたを展示した「ねぶたの家ワ・ラッセ」へ。多くのねぶたが綺麗に展示されています。過去の名人についても解説されており、ねぶたのことを学ぶことができます。
お土産屋さんの「A-Factory」を経由して「八甲田丸」へ。昔の連絡船が博物館として展示されているのですが、中身が濃いです。昔の情景を再現したセットがあり、なかなか面白いです。そして何より驚いたのが、実際の列車が船に搭載されていることです。しかも何台も。圧巻でした。
そこから「観光物産展アスパム」へ。三角の特徴ある建物です。1Fにお土産屋さんがたくさんありました。2Fに360度の映像シアターがあり、鑑賞します。あとは13Fの展望台へ。ちょっと天気がイマイチでしたね。

午後は「三内丸山遺跡」に向かいます。バスで20分ほどでしたね。遺跡そのものは屋外にあり、昔の住居などが再現されています。広大な土地に縄文時代の家が建っている姿は圧巻でノスタルジーを感じます。
遺跡から歩いて10分ほどの「青森県立美術館」へ。ちょうど「奈良美智」の特別展が行われていました。かなり見応えがありました。彼の代表作でもある「あおもり犬」が展示されています。
さすがに、深夜バスで来たので疲れました。宿のある浅虫温泉に向かうこととします。

宿は浅虫温泉駅の目の前にある温泉宿屋です。貸切風呂も3つあり、お世話になる4日間楽しめそうです。
近くの定食屋で親子丼をいただきます。そのすぐそばの酒屋が青森の地酒に特化した酒屋で地酒を二本ほど購入します。

2023/10/18

今日は一番楽しみな八甲田山登山です。旅行中、今日を逃したら天気の都合で諦めなければならない可能性が高いためです。

朝、駅に着くと電車が遅れているとのこと。貨物列車が動物に接触したらしい。遅れながらもバスには間に合いました。
青森駅に到着すると、すでに長蛇の列が。特に外国の方が多い。やはり、秋の八甲田と奥入瀬渓流を見に来たと思われます。バスは2台では足りず、追加で呼び寄せてました。
バスが山に近づくと紅葉が綺麗に色づいているのがわかります。遠くには岩木山を望むこともできます。大体1時間くらいで八甲田ロープウェイに到着です。ここでもチケット売り場に列ができていました。
一回で100名運べるらしいのですが、運行時間が決まっているので自分が希望する時間に乗れるとは限りません。
私は9:30の回に乗れて、10分後には山頂駅です。写真を撮ったり、登山届を出したりして、10時前に登山を開始しました。

山頂駅の標高で雲が出たり切れたりという感じです。時々見渡せたりもしますが、基本雲が覆っています。
まずは赤倉岳を目指します。前日が雨だったこともあって一部ぬかるんでいるのですが、基本的には綺麗に道は整備されています。途中尾根の上を歩くのですが、ここは天気が良ければ素晴らしい景色が見えたはずです。赤倉岳までは山頂駅から1時間くらいで到着しました。山頂らしくない感じで、普通の登山道の脇に看板だけ立ってました。
赤倉岳からちょっと行くと、大きなクレーターみたいになっている場所に着きます。その尾根を半周に渡り歩くのですが、ここは中々他では見れない景色です。赤倉岳から30分、大岳避難小屋に到着です。
せっかくここまで来たのだから大岳山頂(八甲田山山頂)に行きたいと思います。大岳避難小屋からは片道30分ほどでたどり着きます。時々晴れ間も見えたのですが、山頂に到着すると雲の中に入ってしまいました。写真を撮りつつ、足早に大岳避難小屋に戻ります。

ここからがクライマックスですね。毛無岱の湿原ウォークは今回一番楽しみにしていたところです。
大岳避難小屋から30分ほど樹林帯を歩くと、いよいよ湿原帯に入ってきます。ここの目の前の景色が一気に広がる感じは感動的です。ここからは木道が延々と続きます。約3キロほどですかね。途中、別の標高の低い湿原に行く階段があるのですが、ここの景色も感動的でした。樹木の間から一気に景色が広がる場所ではみんなが「おぉ」と感動していました。そんな木道を1時間ほど歩くと、再び樹林帯に突入します。ここの紅葉も綺麗でした。樹林帯を30分ほど歩くと、酸ヶ湯温泉に到着です。

帰りのバスの時間まで1時間もなかったので、温泉には入らなかった(宿泊しているのも温泉宿ですからね)のですが、カフェでアップルパイをいただきました。
帰りは新青森の方を経由したので、青森駅まで2時間ほどかかりました。

浅虫温泉に何故かローカルのビール醸造所「蛍火醸造」があり、そこでしか味わえないビールをいただけます。とても不思議な感じでしたが、とても美味しかったです。

2023/10/19

今日は弘前観光です。天気がちょっと心配ですが、午前中は晴れ間も見えます。
弘前に前に、初日食べられなかった「のっけ丼」をいただきます。青森の帆立と、大間のマグロは外せません。

弘前までの電車の本数はあまりなく仕方なく特急に乗車します。弘前までは40分ほどです。
弘前の観光名所は駅から少し離れたところにあります。駅ではレンタサイクルを貸し出しているので、早速借りて移動を開始します。

まずは「弘前昇天教会」へ。中には入れないので、外観のみ見学します。すぐそばの「弘前れんが倉庫美術館」へ。残念ながら展示品の入れ替えを行なっており中は見れませんでした。
そこから「最勝院五重塔」へ。旅の無事をお参りし「青森銀行記念館」へ。明治37年に建てられた立派な建造物です。オリジナルの場所からは移動されているということです。
次は「旧弘前市立図書館」「旧東奥義塾外人教師館」へ。昔の木造建築の建物に実際入って見学することができます。外人教師館の1Fにはカフェもあり、そこで、りんごフィナンシェとコーヒーをいただきました。
「弘前公園」に入り「弘前城」へ。弘前公園って自転車でそのまま入れるんです。ちょっと驚きました。「弘前城」「藤田記念庭園」「弘前城植物園」のセットチケットがお得です。
弘前城はそれほど大きなお城というわけではなく、天守閣にも展望台は無いので細い窓から外の風景を眺める程度です。
そこから「藤田記念庭園」へ。思ったよりも立派な庭園でした。ここにはカフェとレストランが併設されているのですが、ちょうど雨が降ってきたのもありカフェでりんごタルトをいただきました。
雨のなか「弘前城植物園」へ。白神山地を模したエリアなどあり、植物好きな方は楽しめます。一部花畑エリアがあり、雨が似合う感じでした。
弘前公園の中には「弘前城情報館」という、弘前城の歴史を紹介する施設があり、ちょっとそこで弘前城の勉強をしました。
また、弘前城には「日本最大幹周のソメイヨシノ」があります。もちろん季節的に花は咲いていませんが、雰囲気を味わうことはできました。
この頃には雨は止んできました。自転車で15分ほど漕いで弘前駅に戻ります。次の青森駅行きの電車まで40分ほどあったので、駅ビルをブラブラしながら時間を潰します。青森の大都市間の接続なのに電車や1時間に一本しかありません。

青森駅に戻り、前日に「蛍火醸造」のスタッフにおすすめされた「味噌カレー牛乳ラーメン」をいただきます。これはおそらく青森以外では食せないと思います。本当に不思議な感じでした。香りはカレーが強いのですが、味は味噌をマイルドにした感じです。初めての味でした。

そこから浅虫温泉に戻り、本日も「蛍火醸造」のお世話になりました。

2023/10/20

今日は一日雨の予定です。遠出はしないで浅虫温泉の観光地を回りたいと思います。

浅虫の海岸線を散歩しながら「浅虫水族館」へ。40周年ということらしいです。ここがとても良かったです。思ったよりも見応えがあり、2時間たっぷり鑑賞しました。小さい水族館かと思えば、立派なイルカのショーもあり、飽きさせません。また展示も、陸奥湾の魚を中心に外国の魚もあり、幅広く展示しています。タッチコーナーもあり子供も楽しめます。

その帰り道を歩いていると、歴史がありそうな和菓子屋さん「永井久慈良餅」が。たまたま通りかかったのですが、雰囲気が良かったので入ったら、浅虫の名物「久慈良餅」をここで作っているようです。なので一本購入します。ういろうに近い感じでクルミが入っている和菓子でした。とても美味しかったです。

駅前の喫茶店で昼食をいただきました。煮込みハンバーグとても美味しかったです。

雨が強くなってきたので、一旦宿に戻ります。

宿でゆっくりしていたところ、雨が弱くなってきたので散歩に出かけます。「浅虫ダム」が近いので、ダムの周りを一周しました。一周2.1kmで、途中にはホタル谷という夏に蛍を楽しめる場所もあります。

今日はもう宿で温泉三昧としました。再び近くの酒屋で日本酒を購入し、湯上がりは日本酒をいただきました。

2023/10/21

本日は関東に帰る日です。
朝早く、最後の温泉を堪能します。朝食がわりにりんご100%ジュースをいただきます。
今日も天気はイマイチですね。

青い森鉄道で八戸まで向かい、八戸から新幹線で関東まで帰宅します。新幹線乗ったらあっという間でした。関東の方は晴れていたのがなんか不思議でした。
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