September 2023 : 福岡 Fukuoka

2023年9月、福岡旅行に行ってきました。
今回初めての九州北部となります。もちろん初めてというのはあるのですが、街と食、観光などバランスが取れている街という印象を持っており、行ってみたいと前々から考えていました。ちょっと時間ができたこの時期に訪れることとしました。

2023/9/3

羽田空港から福岡へ向かいます。今回初めてスカイマークに搭乗します。
羽田から福岡までは1時間半くらいでした。むしろ自宅から空港までの方が時間かかりました。福岡空港から博多駅までは地下鉄で10分かからないくらいです。空港がどれだけ街に近いのか驚きました。
ホテルは博多駅から10分ほどの場所にあるホテルを予約しました。大体、博多と天神の間くらいの場所です。
ホテルに荷物を置いて早速散策に出かけます。

最初にホテルに近い「キャナルシティ」に寄ります。ショッピングモールなのですが、海外の方がとても多かったです。構造的にモールの真ん中に人工の川が流れており、それが名前の由来ですかね。ホテルに近いこともあり何度もキャナルシティにはお世話になることになりました。
その後、中洲を経由し天神に向かいます。ここの名物は「天神地下街」ですね。約600mにわたって地下にショッピング街が作られています。歩道は二列になっているので全部回るには1.2キロ歩く必要があります。
私は南側の入り口から入り、地下街を北に向かって歩き、北の出口にある地下鉄空港線に乗り、「大濠公園」に向かいました。
「大濠公園」はもともと博多湾に続く入江の一部だったらしいのですが、福岡城の堀として利用され、その後紆余曲折あり公園となっています。一周ちょうど二キロということで多くの方がランニングを行っていました。池の真ん中の島を歩けるようになっており、雰囲気としては天橋立の小さい版という感じでした。
そこから再度地下鉄に乗り、西新駅へ。「福岡タワー」へは駅から徒歩20分くらいです。このエリアって新興住宅街だと思うのですが、マンションがいちいちオシャレでした。
ちょうど夕焼けのタイミングで福岡タワーに到着しました。日の入りと夕景を見るために1時間弱滞在しました。夕焼けの景色も、夜景もとても綺麗でした。
天神にバスで戻ります。この時、福岡は結構バスが発達しているということに気づきます。東京や大阪と違い、地下鉄は路線も限られているのですが、バスが多くいろんな路線で走っています。
天神から中洲の屋台街を横目にホテルに向かいます。屋台はどこも大混雑で待たずに食事できるところはありませんでした。また、ラーメン店の一蘭も40分まちでした。ちなみに一蘭の2Fではダンサーが踊っていました。エンタメですね。
夕食は「キャナルシティ」内の「ラーメンスタジアム」へ。やっぱり博多に来たら豚骨ラーメンでしょ。ということで二男坊というラーメン屋さんで豚骨ラーメン、明太子ご飯、餃子のセットをいただきました。

2023/9/4

本日は「唐津」へ向かいます。呼子のイカは一度は食べてみたいものでした。
唐津駅へは博多から地下鉄とJRに乗り、2時間弱です。天気も良かったので、途中美しい唐津湾の景色を車窓から眺めることができます。

「呼子」へはバスで20分くらいです。バスは日中帯であれば30分に一本くらいの割合で出ています。
呼子に着いたらまずは朝市へ。「呼子の朝市」は日本三大朝市の一つとされています。平日だったからかもしれませんが、朝市はこじんまりしたものです。それでも、食べ歩きができるようにイカシュウマイやサザエの壺焼きを店頭で食べられるようなお店がいくつか営業していました。私も「イカシュウマイ」「魚コロッケ」を食べ歩きしました。
朝市の通りには「鯨組主中尾家屋敷」という昔の豪商の屋敷を博物館にした施設があります。呼子は昔鯨漁でも有名だったらしく、鯨漁の歴史を紹介しています。この施設は中々見応えがありオススメです。
呼子には「河太郎」というイカの活き造り発祥の店があるのですが、残念ながら本日は台風の影響で船が漁に出られず、イカが上がっていないということでした。この店には店内に大きな生簀があり新鮮さを保っているようです。この日は生簀は空でした。仕方なく普通のイカ定食をいただきます。美味しかったですが、東京でも食べれるレベルかと思います。

お昼過ぎにバスで唐津に戻ります。唐津の中心街をブラブラします。まずは「旧唐津銀行本店」へ。この建物は、東京駅をデザインした「辰野金吾」が設計した建物で登録有形文化財ということです。昔の銀行の様子が維持されており、見応えがありました。
その後「唐津城」へ。唐津城は明治維新で廃城となったのですが、昭和になりコンクリートで復元され中身は資料館になっています。資料館は結構見応えがあり、ちゃんと見ると丸一日かかるレベルです。なので、私は概要だけ理解する形で一周しました。
そこから、歩いて「虹の松原」を目指します。唐津城から徒歩20分くらいです。この松原は初代唐津藩藩主が防風・防潮の目的で植えたものです。全長約4.5Kmの海岸線一帯に松林があります。
海岸線は歩くことも可能です。それが良かった。砂浜には少し緑があって砂場といえど歩きやすい道になっており、誰もいない海岸線を一人で何キロも歩くことができます。天気も良く、潮風がとても気持ち良かった。心が洗われました。途中、「なぜここにある!」とツッコミを入れたくなる松林のど真ん中にある「唐津バーガー」という名物バーガーをいただきます。ここのスペシャルバーガーをいただいたのですが、とても美味しかったです。特にバンズは特筆に値しますね。耳がカリッとするようにトーストされており、そのカリッ感とタマゴの柔らかい具が見事にマッチしていました。

虹の松原駅より電車に乗り、博多に戻りました。
博多駅で地元のお酒、鶏皮、かしわおにぎりを買い、ホテルで夕食としました。

2023/9/5

本日は「門司港」に向かいます。関門海峡は海底を歩けるのですが、この近くにトンネルの入り口があります。
門司港駅までは、小倉で乗り換えます。博多からは1時間半ほどです。

門司港駅を降りた瞬間からタイムスリップします。駅の造りやデザインを昔のまま維持しています。駅の中にはスターバックスがあるのですが、スターバックスもレトロな雰囲気を保ってました。ここでお茶しなかったのは後悔ですね。次回に持ち越したいと思います。
早速「九州鉄道記念館」へ。ここは昔懐かしい列車が展示されており、鉄オタでない私もちょっとアガります。旧九州鉄道本社を改装した本館には、様々な鉄道の歴史にまつわるものが展示されています。子供向けにはミニ鉄道などもあり、どの世代でも楽しめます。
その後、街の中心街「栄町」をブラブラ散策します。昔ながらのお店が多く、ゆっくりして地元のお店で朝食も良かったかもしれません。「関門海峡ミュージアム」に向かったのですが、残念ながらこの日は定休日でした。仕方なく引き返し、「門司港レトロ」の中心へ。「海峡プラザ」でウィンドウショッピングを楽しみ、「ブルーウィングもじ」を渡ります。とても「焼きカレー」が目立ったのですが、門司の名物なんでしょうかね。
「展望室」にのぼり、関門海峡の景色を一望します。足が疲れていたこともあり、展望室のカフェでガトーショコラとコーヒーをいただきます。
一服した後は「電気通信レトロ館」へ。私自身ITで通信の仕事に携わっているので、とても興味深くこの施設を拝見しました。無料ですし、モールス信号を打ってみよう的に子供でも楽しめます。ここはオススメです。
そこから海岸線を歩き、「ノーフォーク広場」へ。ここからの景色もとても良かったです。目の前に関門橋と海峡のパノラマが広がります。

ここから「人道(トンネル)」までは5分くらいです。地下まではエレベータに乗ります。自転車やバイクでも乗れるようにエレベータは大きめのと人間用の一般サイズのものが用意されていました。エレベータに乗ると別世界に入っていくように感じます。全長780mを歩きます。人道は真ん中が低くなっており、緩やかなくだりの後、のぼりに転じます。100mごとに案内板があるのですが、それ以外の景色が変わることはないです。大体渡り切るのに15分くらいですね。エレベータに乗って地上に出てきた時にちょうどバスが止まっていたので、飛び乗り下関駅へ向かいます。

下関らしいものを昼食に食べたいと思い、駅直結の大丸百貨店へ。最上階がレストランフロアとなっているのですが、2店が下関に関連する料理を提供しています。しかし、そのうち1店が閉鎖で1店が定休日とのことでした。残念。かろうじて駅の中にある和食屋でフグと鯨を提供していたので、そちらをいただきます。美味でした。
食事をいただいたのちに博多に戻るのですが、レストランを出ると大雨に。駅中にいたので助かったのですが、台風が来ていることもあり結構な大雨になっています。

帰りは博多まで新幹線を活用したいと思います。小倉で新幹線に乗り換え博多へ。下関から40分で到着しました。特急を使っても博多から門司港まで1時間半かかったと考えると新幹線の威力は絶大です。
今日の夕食はもつ鍋です。これも博多名物ですね。ビールと合います。

2023/9/6

本日は太宰府へ向かいます。薬院駅から乗ったのですが、30分くらいで太宰府に到着しました。思ったよりも全然近かったです。
9時頃に到着したので、まだ混雑前でした。早速「太宰府天満宮」でお参りとくじ引きを行いました。すぐ横の「宝物殿」へ。九州国立博物館も含めた周辺3施設に入館できるお得なセットチケットがありました。ここは天満宮の品々を展示した小さな博物館になっているのですが、ここで上映しているビデオが天満宮の歴史をわかりやすく紹介しており良かったです。
そこから「九州国立博物館」へ。博物館はちょっとした山の上にあるのですが、ちゃんとエレベータと動く歩道が用意されています。しかも、このエスカレータと動く歩道がかなり長くちょっとワクワクさせる演出もあり、ちょっと感動しました。博物館は、通常展示室以外にもホールだったり他の展示室だったりと、かなり大きいです。その4Fに通常展示室があります。九州は海外からの守りの要であったり、遣唐使の出発地だったりして、いろいろ歴史があります。特に鎖国といわれた時代でも、海外との交流があったりと昔から海外との交流拠点になっていた歴史があります。その歴史がよくわかる展示になっており、1時間半ほどゆっくりと展示を堪能しました。
その後、参道まで戻ると観光客もだいぶ増えていました。「梅ヶ枝餅」という名斑を食べ歩きしながら、昼食場所を探します。
駅前にあった「おいげん」というラーメン屋さんにしたのですが、ここは豚丼も有名らしくラーメンとセットでいただきました。豚丼の方は炙りチャーシューが乗っており、口に入れた時の香ばしさが一気に広がる感じは見事でした。
その後、博多に戻りました。ここから海ノ中道に行くか迷ったのですが、ゆっくりする時間はなさそうだったので博多周辺をウロウロすることにしました。

キャナルシティの「ガンダムベース」や「バンダイナムコクロスストア」をゆっくり回りました。アニメ好きとしては楽しいですね。ガンプラとかも久しぶりに作りたくなりましたね。「どんぐり共和国」には大きなトトロもいました。カフェでゆっくりしながら近くのローカルのお店とかを探しながら時間を潰してました。
夕食ですが、キッシュ専門店があったのでそこのキッシュと、ケーキ屋さんのケーキ、ホテルの目の前にあった屋台のたこ焼きと、完全にそこにしかないローカルのものをいただきました。

2023/9/7

今日は関東に戻らなければならなりません。フライトは午後なので、午前中は博多で食事をしようと思います。
10時頃に博多駅に着いたのですが、早めの昼食場所を探していたところ、前々から気になっていた「トマトラーメン」のお店が近くにあることを発見。しかも、朝は割引があり一杯390円。リゾットもお願いして、早めの昼食をいただきます。
その後、空港に行きゆっくりとお土産を選んで、展望デッキでくつろいでから、飛行機で羽田に戻りました。
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